寿司桶のお手入れについて
■特徴
CPOの寿司桶は木曽さわらでできています。木曽さわらは耐水性、耐湿性に富み、さらに寿司道具の必須条件である耐酸性が抜群です。
■ご使用前の最初のアク抜き・匂い抜き
- 米の研ぎ汁を桶いっぱいに入れてください
- 1回目の研ぎ汁で桶がいっぱいにならない場合は、2回目、3回目の研ぎ汁を足してください。
- 研ぎ汁がいっぱいになったら、そのまま3時間程放置してください。
- 3時間経過後は、水洗いして日陰で干し、十分に乾燥させて下さい。
*注意 寿司桶は水入れ桶ではありませんので、水が漏れる場合があります。米の研ぎ汁を入れてアク抜きをする場合は、流し台のシンク等の水漏れしても問題ない場所で行ってください。この方法でかなりの匂い抜きができます。多少の匂いが気になっても、ご使用の度に徐々に天然の木の香りは弱まっていきますので、これ以外の匂い抜き方法はおやめください。お買い上げ後、すぐにご使用にならない場合でも、この方法でアク抜き・匂い抜きの作業をしてから保管してください。
■普段のお手入れ方法
<使用前>
桶の内側をよく絞った濡れ布巾で拭き上げてください。
<使用後>
水洗い・・・合成洗剤を使わず、粉状のクレンザーか塩を使い、桶の内側と外側を丁寧に洗ってください。銅タガの部分はクレンザーを使って磨いてください。洗浄後、桶の内側に消毒用アルコール(エタノール)ウィ霧吹きしておきますと黒ずみやカビの発生を抑制できます。
乾燥・・・風通しの良いところで十分に日陰干しをしてください。直接日光に当てますと急激な乾燥で木が縮みタガが外れてしまう恐れがあります。また、タガはずれ、木の割れ、反りの原因になりますので、食器乾燥機でのご使用はおやめください。
保管・・・直接空気に触れさせないために、紙か綿布などに包んで保管してください。保管場所は、温度変化が少なく湿気のない所が最適です。
■木ヤニ(天然樹脂)について
木質や気候、保管条件によっては天然木特有の「ヤニ」が発生することがあります。これは木の天然樹脂で、木肌ににじみ出る粘着性の樹液です。ヤニは木曽さわら特有の芳香の素にもなっていますが、ベトベトした肌触りが気になる場合は消毒用アルコール(エタノール)で拭き取ってください。なお、人体へは無害です。
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